屋上・ベランダ防水とは、傾斜のない平面な陸屋根に防水加工を施す工事のこと。 一軒家のように傾斜のある屋根とは違い、陸屋根は雨水が流れず、溜まることがあります。 屋上防水が不十分だと、溜まった雨水などで水が染み込みやすくなり、雨漏りの原因になりかねません。 雨から建物を守るためにも、防水工事が必要なのです
1 ウレタン防水 密着工法
密着工法とは、ウレタン防水の樹脂材を下地に直接塗り、その上にメッシュの補強布を貼り付けます。
さらにウレタン樹脂材を一定の厚さになるまで塗り重ね、最後に仕上げのトップコートを施して完了となる工法です。
短い工期で施工ができるため、その分工事費用を抑えることができます。
一方で施工箇所である下地が水分を含んでいると、夏場等の暑い季節に、塗り物であるウレタン樹脂が熱せられた結果、水蒸気によって防水層が膨らんでしまうといった現象が起きてしまうこともあります。
ですので、既に水を含んでしまっている下地の上に防水工事を行うのであれば、次の工法がオススメです。

2 ウレタン防水 通気緩衝工法
通気緩衝工法とは、通気緩衝シートと呼ばれるものを下地に貼り付け、その上からウレタンを塗っていく工法です。密着工法よりも費用はかかりますが、
下地とウレタンの間に1枚のシートが割って入ることで、先程の「水蒸気による膨らみ」を防止することができます。
