一般的に流通している屋根材、瓦(釉薬瓦・いぶし瓦・無釉薬瓦)、セメント瓦、コンクリート瓦、スレート(コロニアル・カラーベスト)、金属(ガルバリウム)、自然石粒仕上げ屋根材、アスファルトシングル、ハイブリッド瓦で比較してみたいと思います。
1.スレート屋根
スレート屋根は、厚さ5mm程度の薄い板状の屋根材を指します。 素材はセメントを主成分とし塗膜保護が必要になる一方で、
スタイリッシュなデザインと耐久性の高さで近年ニーズが高まっている屋根材です。
また、スレート屋根で使用されている棟は金属製であるため棟板金と呼ばれています。

2. 折半屋根
折板屋根(せっぱんやね)とは、ガルバリウム鋼板・亜鉛メッキ鋼板・塩ビ鋼板などの金属製の材料を用いた屋根のこと。
金属板を折り曲げて波型に加工している点が特徴です。
その丈夫さから自転車置き場や車庫などの身近な屋根でも用いられています。
また、工場や倉庫などの大型建築物の屋根に用いられるケースも多いです。

3. 瓦屋根
屋根に瓦が敷き詰められているのは、雨水によって家屋の木材が傷むのを防ぐためです。
瓦がなく木がむき出しの状態ですと、雨が木材に染み込みあっという間に傷んでしまいます。
屋根から壁へ雨水が染みわたるのを防ぎ家を長持ちさせるのです。
瓦には、火災対策の意味もあります。

4. アスファルトシングル屋根
「アスファルトシングル」は、今から100年以上前に北米で開発され、カナダや米国では一般的に普及している屋根材です。
アスファルトを、ガラス繊維(グラスファイバー)の基材に含浸・コーティングし、砂粒で表面を着色して作るのが主流で、「シングル」とも呼ばれています
